暁と曙の間

Twitterで書きにくいこととかの雑記帳予定

iPhoneとAndroidとWindowsPhoneと

PDAがまだ一般的ではなかった頃、PalmというOSがありまして。DoCoMoのPHSでインターネットなんぞしていたときもありました。

高校生の自分が常にそういうものを持っているわけなんですが、先生方はなにか知らないので「電子辞書」と言って堂々と机の上に出してたりもしましたっけ。

 

今やスマホ全盛期。猫も杓子も「スマートフォン使いたい」って。

まずはじめに言いたいのは、「興味だけでスマートフォンにしたい人は、スマートフォンにしないほうがいい」ということ。自分で選んで自分で使いやすいようにカスタマイズしていく覚悟があるのなら別だけど。んで、俺がそういう人によく聞くのが「パソコン使ってる?」という質問。大抵の人は「使ってるよー」って返してくるので「何か自分でソフトインストールした?」(ここでインストールという言葉を使うのが実はポイント)と聞き返す。

「なにも入れたこと無い」→「スマートフォンにしたら何も出来なくなるよ?自分好みに変えていく覚悟ある?」

「インストールってなに」→「悪いことは言わない、スマートフォンはやめとけ」

「もちろん入れなきゃ使えないよね」→「じゃぁどのスマートフォンがいいかなー」

っていう話の流れになる。ポータブルのWi-Fiとかも同じでもってるとよさそうだから持ちたいって言うけど、コストメリットとかよくわからなかったりね。

 

んで、まぁiPhoneAndroidもWindowsPhoneも持ってると、結構その手の相談を受けることが多くて。ちょっと前はパソコンの購入相談からサポートまでやってたけど、その頃はまだ「調べてもわからなかったから教えて」っていうのが多かったかな。最近は「全くわからないから教えて」って言う人が多くて。調べる努力とか、その一手間が自分のスマートフォンを創り上げていく過程じゃないのかなとちょっともどかしく思う。「こういうアプリないかなー」だったらまだその人自身が「こうしたい」っていうのがあるからいいんだけど、「おすすめいれて!」とかなってあとで「いらないから」とか「重いから」とかって消すことになるんだよね、たいてい。そうなると聞かれる側ももう嫌って思うこともあるし、「だから使いこなせないって警告したじゃん」って言いたくなる。というか俺なら言う。

「インストール」っていう言葉をあえて出すのは、スマホ系の紹介サイトでは普通に用語が使われてる事が多いから。何もわからない人にとって「インストール」「ダウンロード」「アカウント」とかは意味不明な単語以外の何物でもない。

 

スマートフォンを使おうとして使いこなせなくて手段が目的になるなんて、それほど悲しいことは物を作ってる人から見れば悲しいと思うのですよ。まぁ、わかるように作れないメーカーもメーカーなのかもですが。